PacKon’s blog

TとYの交換日記

昼ごはんを食べないで仕事をすること

 今日からY君と交換日記をすることにしました。まずルールを定めておきます。

  • 一日交代で書く
  • 内容は「問題提起」または「それに対する考え」
  • 自分で問題提起した場合はそれに対する自分の考えをその日にセットで述べる
  • 必ず相手の問題に一回は考えを述べる
  • 相手が提起した問題に答えた日は、新たに問題提起しなくてもよい

 では一日目の日記を始めます。

 問 昼ごはんを食べないで仕事をすること

 中学生の時に学校の課外授業の一環で地元の銀行に働きにいったことがありました。働きに行くといっても中学生には何もできませんから、いらなくなった書類をシュレッダーにかけたり、「電話に出てみようか」と言われて恐るおそる電話にでてみたり、札束を素早く数える練習をしたりといったぐらいのことで、それで銀行業務に詳しくなるわけではないですし、中学生版インターンのようなものですからまさかお金がもらえるというはずもありません。

 まあ役に立たないながらも(それどころか邪魔者ですらあったと思いますが)そんな感じで一週間銀行にいたわけですが、当時お世話してくださったおばちゃんがいて、その方は支店の大きな戦力、その支店を回していくには不可欠のとても仕事のできる人、と当時中学生だった私でもわかるような方で、お昼ごはんを食べずに業務にあたっていらっしゃいました。

 毎日決まった時刻になるとあったかい給食を当然のものとして食べていた当時中学生の私としては、お昼ごはんを食べないというのはかなり衝撃的で世の中にはこんな人が、こんな仕事があるのか~と中坊ながら気の毒に思ったのを覚えています。

 私も成長し世間を少しは見るなかで、働く人たちも少しは見てきました。社会人になるとお昼ごはんを食べないことがそれほど珍しいものではないことに気づき、ある意味それは会社やお客さんへの貢献と言え、働く人としての存在価値が大きいと捉えられるかもしれません。ですがもし私が昼休憩する間もなく仕事し続けないといけないことになったとしたら、身体的にはそのうち慣れるでしょうが長いことそれが続くのは精神的に耐えられない気がします。私は生まれてからこのかたずっと休憩というか自分の意思以外に囚われない自由な時間が人よりも多く必要なようで、常に何か仕事があるという状態が(まあ今までそれほどあったわけではないですが)心に大きな負担となる性質を持っているみたいです。そんな私が昼ごはんもまともに食べられない日が続く仕事をするなんてことがあれば、冗談抜きで転職を考えると思います。

 ここまで書いておいてなんですが別に何かを主張したくてこの問を立てたわけではないです。しいて言うなら、お昼ごはんを食べられないほど仕事が忙しいことを、ハードワーカーとして誇りが持てると考えるのではなく、社員に飯も与えないような会社は時代錯誤だ!とみなされる時代になってほしいですね。今の時代はまだそのフェーズに達していないのではないかと思います。